一見美しく可憐な花でも、実は恐ろしい意味を持つ「怖い花言葉」が隠れていることをご存じでしょうか?
「死」「呪い」「裏切り」「復讐」など、思わずギョッとするような花言葉は、贈る相手や場面によっては大きな誤解やトラブルを招く可能性があります。
この記事では、プレゼントには絶対に避けたい「怖い意味の花言葉」を持つ花を厳選して25種類ご紹介し、それぞれの花言葉の由来や注意点もあわせて解説します。
この記事を読むとわかること
- 死・呪い・復讐などを意味する怖い花言葉の具体例
- 贈り物に不適切な花の特徴と避けるべき理由
- 花言葉による誤解やトラブルを防ぐための注意点

死・呪い・復讐を意味する花言葉を持つ花とは?【一覧で解説】
美しい花にも、思わず背筋が凍るような意味を持つものがあります。
特に「死」「呪い」「復讐」といった言葉が花言葉に含まれている花は、プレゼントには絶対に避けるべきでしょう。
ここでは、代表的な7つの花とその怖い花言葉・由来をわかりやすく解説します。
1. スノードロップ:「あなたの死を望みます」
雪のしずくのように清楚で可憐な見た目とは裏腹に、「あなたの死を望みます」という衝撃的な花言葉を持つスノードロップ。
由来はイギリスの言い伝えで、亡き恋人の亡骸に供えたスノードロップが雪の雫に変わったという話から来ています。
不吉な意味を含む花として、プレゼントには絶対に不向きです。
2. 黒バラ:「呪い」「永遠の死」「恨み」
愛を象徴するバラの中でも、黒バラだけは特別な意味を持ちます。
その花言葉は「あなたを呪う」「永遠の死」など、深い憎しみや復讐を表すものばかり。
濃い赤紫に近い色味で高貴さも感じますが、贈り物には慎重さが必要です。
3. クロユリ:「復讐」「呪い」
クロユリは古来よりアイヌの伝説や戦国武将・佐々成政にまつわる話が伝わる、因縁深い花です。
「復讐」「呪い」という花言葉の背景には、側室・早百合が死に際に呪いの言葉を残した逸話があります。
贈った相手との関係に亀裂を入れてしまう可能性があるため、避けるのが賢明です。
4. ベラドンナ:「男への死の贈り物」
「美しい女性」という意味を持つ名前とは対照的に、猛毒を含む危険な植物。
かつて魔女が用いたとされる伝説や、女性が魅力を増すために使った話が由来です。
「人を騙す物の魅力」という意味もあり、贈り物には向きません。
5. パセリ:「死の前兆」
料理の彩りとして親しまれるパセリにも、意外な怖い花言葉があります。
それは「死の前兆」。ギリシャ神話で毒蛇に噛まれた少年が
パセリの上で亡くなったという伝説が背景です。
飾りのつもりでも、相手によっては不快感を与えてしまうので注意が必要です。
6. クワ(桑):「ともに死のう」
ギリシャ神話に登場する恋人たちの悲劇に由来し、ロマンチックでありながらも恐ろしい意味を持ちます。
「白い実」が「知恵」、「赤い実」が「あなたを助けません」など、感情の両極端が込められています。
特に恋人やパートナーへの贈り物には絶対に避けた方が良い花のひとつです。
7. タツナミソウ:「私の命を捧げます」
漢方にも使われる薬草のタツナミソウは、「自己犠牲」や「死」を連想させる花言葉を持ちます。
「私の命を捧げます」は、感謝や献身ととらえることもできますが、受け取り手によっては重すぎる表現です。
その意図が正しく伝わらない限りは、避けた方が無難でしょう。
裏切り・嘘・執着を表す怖い花言葉
花言葉には、美しい見た目とは裏腹に「裏切り」や「嘘」「執着」といったネガティブな感情が込められたものもあります。
贈る相手との関係を悪化させたり、誤解を招いたりすることもあるため、意味を知らずにプレゼントするのは非常に危険です。
ここでは、そうした注意が必要な花と言葉の由来について解説していきます。
1. カルミア:「裏切り」
可愛らしい星形の花を咲かせるカルミアですが、毒性を持っていることから、「裏切り」という怖い花言葉が付けられています。
誤って口にすれば嘔吐・下痢・死に至る危険すらあるため、その可憐な見た目とのギャップが大きな衝撃を与えます。
美しいものが必ずしも善ではないという警告のような花です。
2. 黄色いカサブランカ:「裏切り」
黄色は裏切りを意味する色とされ、西洋ではユダが着ていた服の色に由来します。
そのため、高貴で華やかな印象のあるカサブランカでさえ、黄色になると「裏切り」の意味を持つのです。
恋人や家族、目上の方への贈り物には特に注意しましょう。
3. 白いゼラニウム:「偽り」「私はあなたの愛を信じない」
信頼関係を根底から覆すような花言葉を持つ白いゼラニウム。
海外では嫌いな人に贈る花とも言われ、「優柔不断」や「偽善」などネガティブな意味が付けられています。
香りが強く虫除け効果もありますが、贈り物に選ぶには十分な配慮が必要です。
4. 月桂樹:「裏切り」「不信」
「勝利」や「栄光」を意味する一方で、「裏切り」「不信」という二面性のある花言葉を持つ月桂樹。
これも黄色の花を咲かせることが由来とされており、ユダにまつわる宗教的イメージが関係しています。
相手によっては、複雑な感情を呼び起こすかもしれません。
5. イヌホオズキ:「嘘つき」
見た目はホオズキに似ているが、毒を含み食べられないため「嘘つき」という花言葉が付けられました。
雑草扱いされることも多く、人を惑わせる存在として恐れられることも。
贈答用としてはまったく適していない花のひとつです。
恋愛にまつわる怖い花言葉【失恋・嫉妬・未練】
恋愛に関連する花言葉は本来ロマンチックなものが多いですが、中には「失恋」や「嫉妬」「未練」など、暗く重たい意味を持つものも存在します。
気持ちを伝えるはずの花が、逆に誤解や悲しみを呼ぶこともあるため、恋愛シーンでは特に注意が必要です。
ここでは、恋に関する怖い意味を持つ花とその背景を詳しく見ていきます。
1. 黄色いチューリップ:「失恋」「希望のない恋」
チューリップ全体では「思いやり」「愛の告白」などのポジティブな意味がありますが、黄色だけは注意が必要です。
黄色いチューリップは「報われない恋」「望みのない恋」といった花言葉を持ち、相手に気持ちを伝えるつもりが逆効果になる可能性があります。
特に初めて告白する相手に贈るのは避けた方がよいでしょう。
しかし、黄色のチューリップが好きな方もいるので、リサーチしてくださいね!!
2. ニゲラ:「叶わぬ恋」「とまどい」
繊細な糸のような葉と幻想的な花を咲かせるニゲラには、「迷い」や「不安定な恋愛感情」を意味する言葉が込められています。
「叶わぬ恋」や「とまどい」という花言葉は、恋愛中の悩みや未練を象徴するような存在です。
過去の恋人を忘れられない気持ちなど、複雑な感情を示すときに登場することが多い花です。
3. スカビオサ:「私はすべてを失った」「不幸な愛」
ヨーロッパでは「未亡人の花」とも呼ばれるスカビオサ。
その花言葉には「私はすべてを失った」「喪失」「不幸な愛」といった非常に重たい意味が含まれています。
別れの贈り物や失恋の象徴として用いられることもあるため、贈る相手やタイミングには注意が必要です。
4. ラッパスイセン:「報われぬ恋」「もう一度愛して」
春の訪れを告げるラッパスイセンは明るいイメージがありますが、「報われない恋」や「過去への執着」を象徴する花でもあります。
「もう一度愛して」という花言葉には、未練や再燃した愛情が込められており、重く受け取られる可能性も。
復縁を願う相手に贈る際にも、伝え方には配慮が必要です。
5. 白い勿忘草:「私を忘れないで」
白い勿忘草は名前のとおり、「私を忘れないで」という切実な思いが込められています。
一見すると純粋な気持ちに思えますが、関係が終わった後の執着心や、未練を象徴する意味もあるのです。
片思いや過去の恋人への想いを表す花としては適していますが、現役の恋愛相手には不向きかもしれません。
狂気・危険・執着を暗示する花言葉
花言葉の中には、単なるネガティブを超えて、狂気や危険性、執着心を象徴するものも存在します。
これらは人間関係を歪める恐れがあるとして、贈り物には最も不適切なカテゴリに位置づけられるでしょう。
知らずに渡すとトラブルの火種になりかねない、“闇深い”花言葉を持つ代表的な5種をご紹介します。
1. テッセン:「縛り付ける」「甘い束縛」
蔓(つる)をぐんぐん伸ばして絡みつく性質から、「束縛」「嫉妬深い愛」という花言葉が生まれました。
見た目は上品で繊細ですが、その裏には独占欲や依存が隠れています。
恋人や配偶者に贈ると、「重すぎる愛情」と受け取られてしまうこともあるため注意が必要です。
2. アイビー:「死んでも離れない」
壁や樹木にまとわりつき、どこまでも伸びていく性質のあるアイビー。
その特徴から、「死んでも離れない」「永遠の絆」という花言葉が生まれました。
愛情の強さとしてとらえることもできますが、相手が逃れたいと感じている場合には呪いのように感じられることもあります。
3. キョウチクトウ:「危険な愛」
美しい花を咲かせながらも、全体に猛毒を持つキョウチクトウ。
その危険性から、「危険な愛」「秘密」「致命的な魅力」といった花言葉が付きました。
「美しさと危うさの両立」を象徴する花ですが、贈り物に適するとは言い難いでしょう。
4. アセビ:「危険」
馬がこの葉を食べると中毒を起こすことから、「馬酔木(アセビ)」という名前が付きました。
見た目は可憐ですが、「危険」や「注意せよ」という意味を含む花言葉を持ちます。
恋愛や友情においても、「警告」を意味する花として扱われています。
5. アザミ:「触れないで」「人間嫌い」
鋭いトゲと孤高な姿が印象的なアザミには、「触れないで」「厳格」「人間嫌い」といった花言葉があります。
他人との距離を取りたい心理や、防衛本能を象徴する花として知られています。
プレゼントする際には、相手との関係性やメッセージの伝え方に特に配慮が必要です。
プレゼントには不向きな花の特徴と理由
花は本来、祝福や感謝の気持ちを伝える贈り物として親しまれていますが、中には贈ると逆効果になる花もあります。
特に語感や文化的背景、花言葉の意味から、プレゼントには不向きとされる花がいくつか存在します。
ここでは、そうした花とその理由を具体的にご紹介します。
1. シクラメン:「語呂が悪い」「嫉妬」
「死」「苦」に通じる名前から、シクラメンは日本では不吉とされ、病気見舞いや祝い事にタブー視されています。
また、赤いシクラメンには「嫉妬」という花言葉もあり、恋人や夫婦間の贈り物としても誤解を招く可能性があります。
美しい花ですが、意味を考えずに贈ると逆効果です。
2. ハナズオウ:「裏切りのもたらす死」
鮮やかなピンクの花を枝いっぱいに咲かせるハナズオウですが、「裏切り」「絶望」「死」という花言葉を持ちます。
この花言葉の由来は、イエス・キリストを裏切ったユダがこの木で首を吊ったという逸話にあります。
キリスト教圏では特に忌避される花とされています。
3. オキナグサ:「裏切りの恋」
ふわふわとした銀白色の毛が印象的なオキナグサは、「裏切りの恋」「悲しい別れ」といった花言葉を持ちます。
特に恋人や元恋人に贈ると、未練や嫌味を暗示してしまう可能性もあります。
美しさに惹かれて贈るには、注意が必要です。
4. ガマズミ:「無視したら私は死にます」
ガマズミは一見可憐な花と赤い実をつけますが、「私を見て」「無視したら死を選びます」という花言葉が含まれています。
その言葉からは、強い執着や依存心、自己犠牲の感情が伝わり、人間関係を重くさせる危険性も。
冗談や軽い気持ちでは贈らないようにしたい花です。
5. 花ニラ:「悲しい別れ」
清楚な白い花を咲かせる花ニラですが、「悲しい別れ」「後悔」という花言葉を持っています。
その意味合いから、送別会や卒業祝いには向かないとされています。
誤って贈ると相手にネガティブな印象を与えてしまうため、注意が必要です。
怖い花言葉・死を意味する花のまとめ:贈る前に必ず確認を!
今回ご紹介したように、花の中には恐ろしい意味や不吉な花言葉を持つものが多く存在します。
贈り物として選ぶ際には、見た目の美しさだけでなく、その背後にある意味を必ず確認することが大切です。
相手との関係を壊してしまわないためにも、花言葉の知識は最低限のマナーと言えるでしょう。
特に以下のようなケースでは慎重に花を選びましょう。
- 病気見舞い、退職祝い、結婚・出産などの祝い事
- 初対面の相手や、関係がまだ浅い相手への贈り物
- 誤解を招く可能性のある恋愛シーン
もし気に入った花が怖い花言葉を持っていた場合は、「花の色を変える」「別の花と組み合わせる」などでバランスをとる方法もあります。
あるいは、贈る際にメッセージカードで花言葉の意味を補足するのも有効です。
花は言葉以上に強いメッセージを届けるツールです。
だからこそ、花言葉の裏にある想いや文化的背景にも配慮し、心から喜ばれる贈り物を選びましょう。
この記事のまとめ
- 死や呪いを連想させる花言葉を持つ花の一覧
- 裏切り・嫉妬・未練など恋愛に関する怖い意味
- 狂気・執着・危険を暗示する花にも注意
- 語感や由来から贈り物に不向きな花も存在
- 花言葉は文化や伝承によって意味が大きく異なる
- 贈る相手との関係性に応じた花選びが重要
- 誤解やトラブルを防ぐための実用的な知識


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