「助けて」の花言葉を持つ花8選!誰かにそっと気持ちを伝える“花のメッセージ”

「助けて」という言葉を直接伝えるのは難しいとき、代わりに思いを託せるのが“花言葉”です。

今回は、「助けて」「救って」「支えたい」といった気持ちを表す花言葉を持つ花を厳選してご紹介します。

「助けて」の花言葉を持つ花はこれ！代表的な8種を紹介

「助けて」という感情は、時に声に出せないもの。

そんな心の叫びを、そっと代弁してくれるのが“花言葉”です。

ここでは、「助けて」「支えて」「救って」といった意味を持つ花々をご紹介します。

チグリジア｜私を助けて

チグリジアは、中央にトラ柄のような斑点模様を持つエキゾチックな花です。

一日でしぼんでしまう一日花であることから、「もっと咲いていたい」「助けてほしい」といった願いが花言葉「私を助けて」の由来になったとされています。

「私を愛して」「誇らしく思う」などのポジティブな花言葉も併せ持ち、繊細で複雑な心情を映し出している花です。

サンダーソニア｜助けて

ランタンのような形状とオレンジ色が特徴のサンダーソニアは、「助けて」という花言葉を持ちます。

南アフリカ原産で、土地開発や乱獲によって自生種が少なくなった歴史がこの花言葉の背景にあります。

同時に「望郷」「信頼」「祈り」など、遠く離れた誰かを思う気持ちが込められており、エールや願いを込めたギフトにも向いています。

蓮の花｜私を救ってください・救済

仏教と深く関わりがある蓮の花は、「救済」「私を救ってください」という花言葉を持ちます。

泥水の中からまっすぐに茎を伸ばし、清らかな花を咲かせる姿が、苦しみや試練を乗り越える象徴とされてきました。

極楽浄土に咲く花としても知られ、再生や心の救いを求める時にぴったりのメッセージを届けてくれます。

ムラサキケマン｜あなたの助けになる・助力

可憐な紫の花を咲かせるムラサキケマンは、「あなたの助けになる」「助力」といった前向きな支援の意味を持ちます。

花の形が仏具の「華鬘（けまん）」に似ていることから、その心のよりどころのような存在をイメージして命名されました。

毒性がある植物でもあるため、取り扱いには注意が必要ですが、誰かを支えたいという気持ちを優しく表現できる花です。

シロタエギク｜あなたを支える

シルバーリーフと黄色い花が印象的なシロタエギクは、「あなたを支える」という頼もしい花言葉を持ちます。

他の植物を引き立てるように寄せ植えされることが多く、裏方としての強さや包容力を感じさせる花です。

その特性から、大切な人にそっと寄り添いたい時にぴったりの花といえるでしょう。

カルセオラリア｜援助・私の伴侶に

キンチャクソウの別名を持つカルセオラリアは、「援助」「私の伴侶に」という少しユニークな花言葉を持ちます。

花の形が巾着（財布）に似ていることから、金運や支援を象徴する意味合いが込められています。

冗談めいた印象もありながら、助け合いをテーマにした関係性の中で贈ると、あたたかく、気持ちが伝わる花です。

トリテレイア（ブローディア）｜守護

紫や青の美しい花を咲かせるトリテレイアは、「守護」という花言葉を持ちます。

球根植物であり、分球しながら子孫を残していくその性質から、守り育てる力が象徴されています。

大切な人や家族への思いを伝えるとき、「いつもそばで見守っているよ」というメッセージとして活用できます。

ジャーマンカモミール｜苦難に耐える

癒し系ハーブの代表格であるジャーマンカモミールは、「苦難に耐える」という力強い花言葉を持ちます。

踏まれても再び立ち上がるその強さは、辛い状況を耐え抜くあなた自身へのエールにもなります。

ハーブティーや精油としても人気があり、心身を癒す存在として、贈り物にも最適な一輪です。

「助けたい」「癒したい」の花言葉を持つ花たち

誰かの心を癒したい、力になりたいという気持ちもまた、「助けたい」の延長線上にある感情です。

ここでは、癒しや救済の花言葉を持つ花々をご紹介します。

大切な人へのプレゼントや、自分自身の癒しのために選んでみてはいかがでしょうか。

アキメネス｜あなたを救う

中南米原産のアキメネスは、色鮮やかな花を咲かせる球根植物で、「あなたを救う」という花言葉を持っています。

古代ギリシャの伝説に登場する薬草「アケメニス」が語源とも言われ、罪を告白させて心を浄化する力が由来です。

人知れず悩みを抱える人に、そっと寄り添うような力強いメッセージを届けてくれる花です。

エキナセア｜あなたの痛みを癒します

免疫力を高めるハーブとして知られるエキナセアは、「あなたの痛みを癒します」という花言葉を持ちます。

先住民たちはこの植物を解熱や痛みの緩和に利用しており、その実用性が言葉に反映されています。

「優しさ」「深い愛」といった花言葉も併せ持ち、癒しの象徴として多くの人に愛される植物です。

カモミール｜あなたを癒す

「癒しのハーブ」の代表格であるカモミールは、花言葉もそのまま「あなたを癒す」。

その香りや効能には、不安やストレスを和らげる作用があり、ハーブティーやアロマとしても人気です。

また、踏まれても立ち上がる強さから「逆境に耐える」という花言葉も持ち合わせています。

クランベリー｜心を癒す・心痛を和らげる

赤い実が印象的なクランベリーには、「心を癒す」「心痛を和らげる」という花言葉があります。

ポリフェノールや抗炎症作用を持つ成分が豊富に含まれており、古くから薬効のある植物として知られています。

疲れた心と体をやさしくいたわってくれる存在です。

 

エルダーフラワー｜苦しみを癒す人

西洋ニワトコとも呼ばれるエルダーフラワーは、ヨーロッパで「魔除けの木」として古くから大切にされてきました。

ハーブティーとしての効能や、神話の中での存在から、「苦しみを癒す人」「心を癒す」「思いやり」といった花言葉がつけられています。

優しく包み込むような意味を持ち、プレゼントにもぴったりの癒し系の花です。

「孤独・苦しみ」を象徴する花言葉から伝えたい気持ち

「助けて」とは口にできなくても、心の中では孤独や苦しみに耐えている人も多いはず。

そんな見えない感情に寄り添い、共感や理解の気持ちを伝えてくれる花があることをご存知ですか？

ここでは、「孤独」「絶望」「受難」など、ネガティブながらも深い意味を持つ花言葉を紹介します。

エリカ｜孤独

荒れ地にひっそりと咲くエリカは、「孤独」や「寂しい」という花言葉を持ちます。

吹きすさぶ風の中でも咲き続ける姿は、誰にも頼らずに生きる強さを感じさせる一方で、心の奥底にある孤独感を象徴しています。

共に過ごせない時間や距離の中で、「あなたの気持ちに気づいています」と伝える花です。

バラのトゲ｜苦痛

美しさの象徴であるバラにも、「トゲ」に注目した花言葉があります。

「苦痛」「不幸中の幸い」といった意味は、愛に伴う痛みや試練を表しています。

その鋭さは、繊細な心の傷を連想させると同時に、それでも愛することをやめない強さも秘めています。

トケイソウ｜受難

英語で「Passion Flower（受難の花）」と呼ばれるトケイソウは、キリストの受難に由来する花言葉を持ちます。

花の形が、使徒・釘・鞭などの受難の象徴とされ、「受難」「聖なる愛」「信仰」といった意味が込められました。

大きな試練に直面している人に、理解と尊重の気持ちを伝える花です。

スカビオサ｜私はすべてを失った

スカビオサには、「私はすべてを失った」「不幸な恋」という切ない花言葉があります。

ギリシャ神話では、恋に破れて亡くなった少女がスカビオサになったという逸話があり、悲恋や喪失感を象徴しています。

大切な人を失った悲しみや、報われない恋への共感をそっと表現する花です。

マリーゴールド｜絶望

華やかな色合いとは裏腹に、マリーゴールドには「絶望」や「嫉妬」といった重い花言葉があります。

ギリシャ神話の悲恋がその背景にあり、失った愛と後悔の象徴として知られています。

一方で「希望」や「勇者」という意味も併せ持ち、光と影の両面を持つ花として、心の奥底に寄り添ってくれます。

 

「助けて」の気持ちを伝える花言葉と、その選び方まとめ

「助けて」と声に出せない時、そっと心を代弁してくれるのが花の力です。

今回ご紹介した花々は、それぞれが「支えたい」「救いたい」「共に寄り添いたい」というメッセージを持ち、相手への優しさや、自分の心の整理に活用できる存在です。

ただし、「助けて」「絶望」「孤独」といった花言葉には、ネガティブに受け取られるリスクもあるため、贈る際は必ずメッセージカードや言葉を添えることが大切です。