花屋の朝は早い――。
「お花ってどこから来るの?」「どうやって選んでいるの?」と聞かれることがよくあります。花屋歴20年、熊本・八代市「フローリスト・つつみ」のRIKAです。今回は、普段なかなか見られない花屋の仕入れの裏側をご紹介します。
- 花屋の仕入れがどんな場所・方法で行われているか
- 「良い花」を見極めるプロの目利きポイント
- 季節や天候が花の質に与える影響
花屋の仕入れ場所「花市場」とは?
花屋が花を仕入れる場所は、主に花市場(フラワーオークション)です。全国各地に花市場があり、生産者から届いた花がセリや相対取引で販売されます。
花市場は早朝から始まります。セリが終わると花屋はそれぞれ仕入れた花をお店に持ち帰り、水揚げや管理をしてから店頭に並べます。

「良い花」をどうやって見極める?
プロが花を選ぶとき、何を見ているのでしょうか?経験を積むことで養われる「目利き」のポイントをご紹介します。
① 茎のしっかり感
茎がしっかりと太く、ハリがあるものが良い花の証拠です。細くふにゃふにゃした茎は水の吸い上げが弱く、すぐに傷みやすいサインです。
② 葉の色と艶
葉が鮮やかな緑色でツヤがあるものは、元気な状態の花です。黄ばんでいたり、しおれている葉がついている花は要注意です。
③ つぼみの状態
切り花は、少しつぼみが残っている状態のものを選ぶのがベストです。完全に開ききったものは鮮度が落ちている可能性があり、家に持ち帰ってからの持ちが短くなりがちです。
④ 切り口の新鮮さ
切り口が白くきれいで、ぬめりがないものが新鮮な花です。茶色くなっていたり、異臭がするものは避けましょう。

季節と天候が花の質を左右する
花の品質は、季節や天候に大きく影響されます。
- 夏の猛暑:輸送中に傷みやすく、持ちが短くなりがち。冷蔵管理が重要
- 冬の寒さ:逆に花が長持ちしやすい季節。水も痛みにくい
- 雨の多い時期:カビや腐敗に注意が必要。花瓶の水替えをこまめに
プロの花屋は季節ごとに管理方法を変えながら、お客様に最良の状態でお届けできるよう工夫しています。
産地にこだわる理由
同じ種類の花でも、産地によって品質や特性が異なります。
例えばバラひとつとっても、産地によって花びらの厚さ・香り・色の深さが違います。当店では仕入れの際に産地も確認し、その時期にもっとも品質が高いものを選ぶようにしています。

まとめ
花屋の仕入れは、お客様に最高の状態のお花をお届けするための大切な第一歩です。フローリスト・つつみでは、毎回産地・鮮度・品質にこだわって仕入れを行っています。
「良い花をできるだけ長く楽しんでほしい」――その思いで、今日も市場へ足を運んでいます。


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